霜灼け
どうして、僕の心は鬱屈としてしまうんだろう。
昼には昼の楽しみが
夜には夜の楽しみがあるように、
沈んでゆく心を掌で温めたい。
朝日に輝く霜霜の季節だ。
寒さに抗うより、素直に溶け合っていたい
僕の心臓は、鼓動が大きい。
手を触れなくとも((ドクドク))と体を揺らす自己主張。
…
自分の心臓の音に酔うって、変な話かな。
笑っちゃうね。
話し相手が欲しくて、持て余したエネルギーが宛先を探している。…この場所も
いつだって、
最初で最期のつもりで
生きている。
寒さに熱を奪われて
心は灼け爛れて凍りついた… 誰か僕を温めてほしい。
さみしいよ。
さみしいよ。
欲しがりなのはいけないこと?
縮こまってしまう僕は臆病者。