云外人间自悠游

濃霧に灯篭を翳して

霜灼け

どうして、僕の心は鬱屈としてしまうんだろう。


昼には昼の楽しみが
夜には夜の楽しみがあるように、
沈んでゆく心を掌で温めたい。


朝日に輝く霜霜の季節だ。
寒さに抗うより、素直に溶け合っていたい



僕の心臓は、鼓動が大きい。
手を触れなくとも((ドクドク))と体を揺らす自己主張。

自分の心臓の音に酔うって、変な話かな。

笑っちゃうね。






話し相手が欲しくて、持て余したエネルギーが宛先を探している。…この場所も



いつだって、

最初で最期のつもりで
生きている。



寒さに熱を奪われて
心は灼け爛れて凍りついた… 誰か僕を温めてほしい。

さみしいよ。
さみしいよ。


欲しがりなのはいけないこと?
縮こまってしまう僕は臆病者。