云外人间自悠游

濃霧に灯篭を翳して

ルノルマンと占星術・星信仰

ルノルマンのような月の見方はしない。

優しくて、私たちを見守ってくれる静謐で温かい存在であり安心するといった印象より、占星術の月。


占星術の月は欠損であり欠落である。
自分には無いものだから無意識に求めてしまう行動である。
惑星が連なりながら自ら光るのが太陽であり、
外から奪うのが月である。


わたしは太陽信仰ではなく星信仰だから、
ひとりで光っている恒星になっても、内面的に充たされていると思うんだ。
寂しいという感情から離れ、ただ己が∞の宇宙に浮かんでいる感覚に笑みをたたえていると思う。

でも今は人間であり、横のつながりがないと生きていけないから
太陽のように生きているよな


トートタロットの星のアテュにも、イマイチ納得しきれないところがある。
男性性を示すカード(皇帝・神官・隠者)が一弦的なもののように。わたしの理解が足りないのかもしれない。

女性性と男性性のバランスを取ることが、陰陽論の本質のように思える。陰中の陽/陽中の陰