云外人间自悠游

濃霧に灯篭を翳して

ぬりえがたのしい

昔から、絵を描くということに苦手感がある。



それは単純に、

道のりが長いことへの倦厭と心理的プレッシャーで

自分には出来ないと思い続けているからだ。




しかし暫く以前から、

パーツを提供してくださるイラストレーターさんの力をお借りして

キャラクター生成をする遊びにハマるようになって

『嗚呼、私には実のところ潜在的に絵への欲求があるんだな』と感じるようになって久しい。





それが今回、

flower mandalasという

アメリカのシンシア・エマリーさんが手掛けた
心を整える、花々のマンダラぬりえに

出会うことになって以来、少しも苦痛に感じることなく
ぬりえを続けることができているのだ。






乙女チックなファンタジー世界のぬりえや
写実的な植物のぬりえは

本屋さんに多数並べられているけど




植物の曲線の美しさや、
マンダラの幾何学的直線模様の兼ね合いは

なかなか見るものではないと思う。



私は一目見て、

その美しさと、
万華鏡のような世界にひとめぼれした。


何より、
私は植物が大好きだ。




生来もつ私の感性と
よっぽど相性が良かったらしく即刻お気に入り指定で

本には少しも色を乗せず、
コピー機を使って繰り返し色を塗る予定だ。




今日もちょうど一枚塗り終えたところで
独特の達成感を味わっている。


ぬりえをしている時の私は、

幸せオーラが内側から
あふれ出しているようでたまらなくなる。


何より、やってる最中の自分は
生命力によってハツラツとした表情をうかべている。



趣味をもつって良いなあ・・・