云外人间自悠游

濃霧に灯篭を翳して

あ゛

僕が人の善意を疑ってしまうのは

親の教育が成した業だ。



一つ一つの針はあまりにも小さくて
捉えることすら諦めてしまいそうだけど、


“親の善意”ってやつで

僕の行為を、あらゆる思いをしばき倒してくれる。



… 親切心のつもりなんだろうね。


心配だって言ってるけどさ、
無意識に責めてるの気付いてない?

たいしたことないって顔をして
シラケるのやめてくんない?


聞き飽きたよもう ………


アドバイスのつもりで、僕を否定しないでよ。

何もかもダメみたいに思えてくるじゃないか。

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ウチにいると、
学校行ってないのに虐められてるみたいだ。


どんな心境?


この親さえ居なければ。
この親さえ居なければ ……………

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(薬飲んでないせいもあったけど)
、、ボトル握って殴っちゃったこともある。
普段はこんなことやらないんだけど
正直に話したら案の定、入院を勧められた。


殺される!と思ってるのは僕のほうだ。

縋りつかないでよ気持ち悪い。

なんだその濡れた子犬みたいな目 ・・・




霧がかった頭で帰った。
腕がずっしりと重たくてだるい ………

弁明は無用。泣いて謝った、、


変わったことといえば
それ以来不満を言えるようになったことかな。